2025年8月19日
昭和の喫茶店
先日、久しぶりに30年来の付き合いの友人と会いました。
お昼を最近できた中華料理店で食べたのですが、お味はいまひとつ。
気を取り直して、お茶しようということになり、そういえば‥少し遠方なので、10年以上行ってない、昔ながらの古い喫茶店にとりあえず行ってみようということになりました。
まだ、あるのか、もう閉店したのか、どきどきしながら記憶を頼りに車を走らせます。名前も覚えていないし、コロナ禍をこえられず、もうないかもねと、諦めかけていたその時、懐かしい古びた趣味のいい看板が目に入りました。
ありました。
店内に入ると、色褪せたソファに飴色の木製のテーブル、ガラスケースに飾ってある人形もミニチュアの食器も時が止まったかのようでした。 古びた店内は隅々まで掃除が行き届き、メニューも、お値段もほとんど変わってないような感じでした。
季節外れのため、いつも食べていた店内手作り苺のショートケーキはなくて、手作りのオレンジのカスタードケーキとコーヒーのセットを食べて、あらためて来て良かったと感無量でした。
10年ぶりに来ました、また、来ますと声をかけると、少しお歳をめされただけの、マスターとママが、変わらない笑顔で、次はお店があるかどうかと、笑いながら言われました。
そんなこと、おっしゃられず、どうか、どうか、なるだけ長く続けて下さいと願うばかりです。
カテゴリ:日常のこと